• 化学、材料、食品系特許の実務

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2019-01-23  本日は知財ゼミでした。

本日の午後に、進歩性についての知財ゼミを開催させて頂きまた。

今回は8名の方にご参加頂きました。(ちなみに8名が定員です。)

参加して下さった皆さま、有難うございました。

 

2時から4時までのセミナーでしたが、
その2時間の私の話を聞くために、
香川県や兵庫県から参加して下さった方もいらっしゃり、
本当に恐縮です。有難うございました。

 

いつものようにセミナー中でも自由に質問してもらい、
それに回答しながら進めていたため、
(いつものように)時間が足りなくなりました。

 

最後のほうは、かなり早口で話しましたが、
結局は4時までには終わらず、
4時10分くらいに、一応、予定していたところまでを解説し、
その後、希望される方だけに残ってもらい、質問を頂きました。

 

全員の質問に回答し、終わったのは4時40分くらいだったと思います。

 

最後にアンケートに回答して頂きましたが、
おおむね満足して頂けたようですのでよかったです。

 

セミナー会社が開催しているセミナーの講師を担当させて
頂くこともあるのですが、

その場合、受講者は自由に質問するわけにもいかず、
結局は講師から受講者へ一方的に知識を伝えるような形になることが
ほとんどです。

 

しかし、私のところで開催している知財ゼミは、
Maxで8名しか参加できない少人数のセミナーで、かつ、
講師(私)との距離がかなり近いので(隣の席で話しているようなもの)、
質問もしやすいですから、疑問点を解消してもらいやすいと思います。

 

今のところ参加したことが無い方も、機会があればご参加頂ければと思います。

 

それから、知財ゼミを社内で開催してほしい、というご要望をたまに頂きますが
(1月も既に開催しました)、社内で知財ゼミを開催すると、

「今、業務で・・・というようなことで困っているのですが、
このような場合は、どのように考えるべきか」

というような質問を自由して頂けるので、
受講されている方には役立つと思います。

 

弊所で開催している知財ゼミで、そのような具体的案件についての質問を
するわけにはいきませんが、
社内であればそのような質問をすることができます。

 

もし、社内で受講したい方が一定数以上いらっしゃるのであれば、
社内で知財ゼミを開催してもよいかもしれません。
(押し売りするつもりはありませんが。)

 

最後に、本日の知財ゼミでの私の発言の中で、
多くの方がメモをしていた部分をいくつか思い出して、
以下に挙げてみたいと思います(一部だけですが)。

 

1.OA対応にて進歩性を主張するうえで、まず初めに考えなければならないのは「構成要件の追加(の補正)」であって「効果の主張」ではない。「進歩性の主張といえば効果の主張」と考えている人が多い(特許事務所の弁理士であってもそう考えている人が極めて多い)が、その考えは完全に間違っている。

2.「顕著な効果」とは何か。審査基準には「異質な効果+同質顕著な効果」と記載されているが、要するに「相乗効果」のことである。

3.「顕著な効果」の程度について理解している人はほとんどいない。「他よりも10倍くらい効果が高いことを顕著な効果という」と平気で言う人がいるが(特許事務所の弁理士を含む)、完全に間違っているので注意が必要。「顕著な効果」は「相乗効果」であるので、発明を組み合わせたときに奏する効果の中に、ほんのわずかでも相乗効果が含まれているのであれば、その程度が極めて小さかったとしても顕著な効果があるといえる。「顕著な効果の主張」とは、「相乗効果が発揮されていること」を審査官に理解してもらうことである。

4.その他は簡単に列挙します。

組成物発明と数値限定発明の違い。パラメータ発明の特徴。パラメータ発明は、なぜ特許になりやすいのか。パラメータ発明は進歩性欠如では潰せないので、新規性と記載要件違反を検討して潰す。数値限定発明では複数の構成要件の関係性を明細書に記すことで権利化できる可能性が格段に上がる。


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