• 化学、材料、食品系特許の実務

  •  

2019-06-20  勝ちました!

 

少し前にお伝え致しましたが、

本日、

「特許の鉄人」

のイベントに選手として参加してきました。
 
 

そして、なんと、勝利しました。
 
 

これもひとえに、心の中で応援して下さった皆さまのお陰です。

有難うございました。
 

 
ルールとか、問題内容とかは
ツイッターで大量に流れているようですので、
知りたい方はそちらを見て頂ければと思います。
 
 

このイベントに参加することになってから、
 
本日の昼間までの間に、
 
結構、多くのクライアント様から、
 

「特許の鉄人、頑張ってください!」
 

と言われていたので、
 
 

そこそこプレッシャーを感じていたのですが
 
 

勝てて良かったです。
 

私にあてがわれたお題は、こちらの「ぐい飲みらく杯」です。
https://www.raku-zen.net/shop/rakuhai.html
 

 

一応解説しておきます。
 

お題が出て25分のカウントダウンが始まり、

「ぐい飲みらく杯」の発明者が

発明内容を解説したら、

まず、私は、いつも通り、

・従来技術

・課題

・解決手段

・効果

を列挙して行きました。
 

そして、そこそこまとめた時点で

すでに10分が経過しています。
 

この時点で、私はクレームを1文字も書いていませんでしたが、

対戦相手の先生は、すでにクレームを

結構書いています。

 

そこそこ焦ってくるわけですが、

この時点で作戦変更。

 

残り15分で100点のクレームを書くのは無理。

60点のダサいクレームでもOKとする、

 
さらに、

初めは構造クレームを書こうと思ったのですが、

残り時間で構造クレームは書き切れないので、

機能的クレームを書く、

と作戦を変えました。

 

また、

この発明の効果(課題)を以下の4つに整理されたので、

各々の効果を奏するための手段(構成要件)を

メインクレームからサブクレームに
連ねることにしました
 
 

・倒れない → 請求項1
・飲み干す手前でハート形、デザイン性良好 →請求項2
・お酒を注ぐと内部で対流して香りが良い。→請求項3
・底の部分に指がかかるのでもったときに安定する。持ちやすい。→請求項4

そして、実施態様に近くなるように用途限定クレームを請求項5としました。
 
 

私が残り15分で書いたクレームはこちらです。
 
 

【請求項1】
底に重心を有し、底部外面が曲面状に構成され、倒れたとしても元に戻るように構成されている、起き上がりこぼし式コップ。
【請求項2】
内部の飲み物が少なくなった場合に、その飲み物が飲者から見てハート形を呈する請求項1に記載のコップ。
【請求項3】
内部の底に突起が形成されているために、内部へ液体を注いだ時に内部に対流が発生し、前記液体の香りが発せられる、請求項1または2に記載のコップ。
【請求項4】
底部外面に略指一本分の凹部が形成されており、当該部位に指をかけてもつことで、もったときに安定する、請求項1~3のいずれかに記載のコップ。
【請求項5】
漆器であり、お酒を注いで用いる、請求項1~4のいずれかに記載のコップ。
 
 
 

いやー、今見るとダメダメなクレームですね。
 

会場では「これは20点のクレームです」
 

と言いましたが、今見ると完全にゼロ点ですね。

 

その後、120人集まったお客さんが、

どちらのクレームが優れているかを投票して行ったのですが、

何とか、私が6割弱くらいの支持を得られました。

 
 

今から考えると、機能的クレームは内容が分かりやすいので、

多くの方に賛同して頂けたのだと思います。
 
 

会場では言ったのですが、

日頃の業務において、

上記の請求項1~5のような超ショボい、ゼロ点のクレームは

書いていませんので、

私へ業務を依頼して頂いている(これから依頼しようとしている)皆さまは

ご安心ください。
 

お客様には充分な時間検討して作成した100点のクレームを

ご提案しております。
 
 

選手さえそろえば、第2回も開催されるそうですので、

希望者は名乗り出て頂ければと思います。

 

120人が見ている檀上で、いろいろなプレッシャーを感じながら

クレームを作りきるのは結構疲れますが、

終わってしまえば、楽しかったです。


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