• 化学、材料、食品系特許の実務

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2020-11-13  「新規性喪失の例外」なんて無いと思った方が良い

〇月〇日に公開予定、

ということで、特急で出願する必要があり、

その明細書をここ数日かけて作成していました。

久しぶりに連日、夜中も明細書を書き、なんとか昨日の夜に第1案をクライアントへ提出しました。
 
 

 
そのクライアントは、当初、

「他の弁理士の方には、新規性喪失の例外という手続きを行えばよいので急いで出願する必要は無いと言われたのですが、やっぱり急ぐ必要があるのでしょうか?」

と言っていました。

(このクライアントは・・・・(自主規制)・・・・という理由でその弁理士をクビにして、私へ依頼した)
 
 

しかし、PCT出願を予定しているので、公開前の出願は必須になりますよね。
 
 

もちろん新規性喪失の例外という手続きが存在することは確かですが、それが有効なのは主要国の中では日本と米国くらいでしょう。

他の主要国にも新規性喪失の例外という手続き自体は存在していますが、日本とは中身が異なります。

例えば、「自国の公的な展示会に出品したときだけ新規性喪失の例外が認められる」、というような中身の新規性喪失の例外であったります。

その場合、今回のように「日本で公開する場合」は、その外国において新規性喪失の例外は適用されないことになります。

したがって、外国で出願する予定の発明については公開前に出願が必須、となります。
 
 

そして、出願時においては外国出願する予定は全くなかったけれど、

数か月後に、やっぱり外国出願することなった、

というようなことは、本当に頻繁にありますよね。
 
 

そう考えると、「新規性喪失の例外」という手続きなんて存在しない、

と考え、

とにかく公開前に出願する、

という心構えをもっておくことが重要だと思います。

 
 

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