「より良い明細書・意見書を目指して」と題する自主研修会(弁理士のみ参加できる研修会)を主宰しています。以下は日本弁理士会の研修所NEWSに掲載された告知文です。
今回の発表者:右田俊介 氏
■題名:「限定解釈されやすい明細書/されにくい明細書を考える」
■内容:広いクレームを記載した特許出願が無事に登録されて喜んでいたら、いざ権利行使してみるとそのクレームの全範囲には権利が及ばず属否論で負けてしまった。明細書の書き手として悲しい、そして顧客に申し訳ないと思う瞬間でしょう。
化学分野ではサポート要件や実施可能要件などの記載要件との関係でクレームが限定解釈されやすいと言われています。電気・機械分野ではどうなのでしょうか。第2回は、実際の裁判例も参考にしながら、特に電気・機械分野について限定解釈を招きにくいクレームや明細書を皆さんと一緒に追求してみたいと思います。
■開催日時:H29年2月3日(金) 18:30~20:30
開催場所:弁理士会館 地下1階AB合同会議室
■参加方法:この自主研修会へ参加を希望される方は、その旨を本件責任者(高橋)へメールで連絡して下さい。メールアドレスはseminar@sonare-ip.comです。なお、本自主研修会は始まったばかりですので、今からメンバーになることができます。また、ひとまずメンバーにはならずに、第2回研修会にのみ参加して様子見することもできます。
■本件責任者(その1):高橋政治(弁理士登録7年目。45才。)
本件責任者(その2):右田俊介(弁理士登録11年目。42才。)
両者の所属:ソナーレ特許事務所 /@東京都千代田区九段南
■本自主研修の趣旨、活動内容等はソナーレ特許事務所の「弁理士・自主研修」のページに掲載されています。ご参照ください。
■例えば以下のような方は、本自主研修に参加すると役立つと思います。
① 明細書・意見書は自力で書くことができ、クライアントからも一定の評価を頂いているが、他人の書き方を知り、他人から意見を頂くことで、より良い書き方を身につけたいと考える方。
② 明細書・意見書の作成能力は既に充分であるが、他の実力者と交流する場を持ち、意見交換等をしたい方。
③ 事務所の上司・先輩があまり指導してくれないため、明細書・意見書を書くスキルが向上し難い状態に陥っており、困っている/不安に感じているという方。
④ 最近の裁判例を考慮した明細書・意見書の書き方を身につけたい方。
⑤ 初心者であるが、これから明細書・意見書の書き方を、猛烈に勉強したい方。