今日は、午前中に東京駅付近で特許出願の打ち合わせをさせて頂いたのですが、
11時くらいに終わったので、その後、かなり久しぶりに、八重洲ブックセンターへ行ってきました。
入口付近に並んでいる最近の流行りの本をちらっとチェックした後、
エレベーターで1つ上の階へ行き、一番奥にある知財系の本が並んでいる棚へ行きます。
知財系の新刊は、日頃からAmazonなどでチェックしているのですが、
見落としている書籍もあるでしょうから、
初めて見るような本を中心に、
本棚に並んでいる本をチェックしていきます。
すると、最上部の写真のように、
私の「技術者・研究者のための特許の知識と実務 第3版」が
メンチンされているではないですか!
おおー、新刊でも無いのに、私の本をメンチンしてくれているなんて、本当にアリガタイ!
(しかも中山先生の本の隣じゃん!)
八重洲ブックセンター様、ホントにありがとうございます!
と八重洲ブックセンター内にて、心の中で叫びました。
(そして、嬉しさのあまり、最上部の写真を撮ってしまいました。)
ここで「メンチン?の何がうれしいんだよ」という方のために解説しておくのですが、
まず、上の写真のように、表紙が見えるように棚に置く陳列方法を「メンチン(面陳)」といいます。
そして、本屋で売れる本は、他の本よりも目立つように平積みまたはメンチン(面陳)されている本であり、
逆に言うと、平積みまたはメンチン(面陳)されている本は、その本屋が売る気が満々の本ということなのです。
(売れるから、売ろうとする。売ろうとするからさらに売れる、ということです。)
ちなみに、多くの本は出版された直後から2週間程度は平積またはメンチンされます。
そして、その2週間程度の間で、その書店にランク付けされてしまうのです。
つまり、出版直後の2週間の間に売れた本は、よりたくさん売るために平積みまたはメンチンの期間が延びます。
その結果、さらに売れるので、書店はもっと売れるようにその期間を長くしてくれます。
一方、出版直後の2週間の間に売れなかった本は、売れない本、というランク付けをされてしまい、
平積みまたはメンチンされなくなります。その結果、より売れなくなります。
つまり、スタートダッシュに成功する否かで、その本のその書店における扱いは天と地ほど変わってしまうのです。
ということで、新刊でもない私の の書籍をメンチンしてくれているということは、
八重洲ブックセンター様がこの本を売ろうとしてくれているということですので、
本当にアリガタイです。
八重洲ブックセンター様には本当に感謝いたします。
感謝するだけでは申し訳ないので、今日は、少し高めの(四千数百円)の書籍を購入させて頂きました。
ちなみにですが、私の別の2つの書籍のと、
ですが、平積みまたはメンチンではありませんでした。
↓こんな感じ
「棚差し」ですね。
(写真中央に「ノウハウ秘匿・・・」および2冊の「進歩性欠如・・・」の本が並んでいるのが分かりますかね)
つまり、これらの2冊は、「そんなに売れてない本」というランク付けです。
仕方ありません。事実ですから。
しかし、「そんなに売れてない本」とは言っても、棚差ししてくれているということは、ぜんぜん売れない本ではない、という評価ということです。
「ぜんぜん売れない本」ならば、棚差しもされなくなりますので。
日本で最も規模が大きい八重洲ブックセンターで棚差しされなくなったら、その本の寿命は尽きた、ということになるでしょうね。
とりえあず、私が書いた知財系の3冊が今のところ生き残っていたのを確認でき、今日はメデタシメデタシ、でした。